2018/12/03

斉藤洋のブログ、友禅の作家2



緑いっぱいのさんぴん工房での野染め

石垣市の中心部にある魅力的なお店のご夫妻は、そこから車で20分ほどの郊外、沖縄県で一番高い山・於茂登岳(おもとだけ)を望む緑溢れる素晴らしい場所に窯を設け生活されていました。その広大な敷地の芝生全てをこの野染めのためにきれいに整備してくださっていました。
続々と集まる人たちを見ていて、この琉球の地に15年前に移り住み、根付き、素敵な家族と、多くの方たちとのご縁に恵まれ、精一杯生きてきた美奈子さんの日々を想いました。今回の旅を共にした澤畑夫妻をはじめ、若き日の彼女をよく知る大切な友たちとの邂逅はこの年月の重さと意味をしみじみ伝えてくれました。

東京東久留米のボランティアグループ「うんどうぐつ」でまだ少女だった彼女と会ったのは確か25年ほど前のことでした。今回やはり共に旅した大分の門馬夫妻とは出会って50年。

信じられないような出会いも重なる、味わい深い野染め旅となりました。

八重山の慈雨を聴きながら書いています。

ありがとうございました。

京都に戻ります。

追記▪この場所の近くに自衛隊基地建設が行われようとしています。無粋極まれり。強く抗議、反対の意思を表します。


斉藤洋のプロフィール:http://www.komatsucraft.com/a17.htm

Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です