2018/09/13

8月は恒例の虫干し


By 河村純子

8月は恒例の虫干し。
蔵を空っぽにして装束、面、小道具類に至るまで全て出します。
年々装束も増えていて何枚あるのか誰も把握していない。 🙀
虫干しは単に干すというだけでなく傷んでいるものの点検修理や共同で3日間虫干しする事で連帯感も生まれます。

河村家だけでなく多くの方々のお手伝い協力があって出来るこの作業。
私が出来るのはほんとにお手伝い程度ですが色々な方と話をしながら作業することで勉強にもなります。
主人が存命の時は裏方のお茶碗洗ったりお弁当の手配などが主な仕事でしたが流石に仕事させて頂き装束も少しは出し入れや畳むことが出来るようになりました。
学ぶ事多し。


河村純子のプロフィール:
福岡出身。同志社大学 文学部卒業。
故 河村 信重(観世流シテ方 重要無形文化財保持者)と結婚後、河村能舞台の運営に携わり、「女性のための能を知る会」を20年近く続ける。能を見たことがない人や若い世代に向けた「能楽おもしろ講座」を平成8年より開始。
修学旅行生、外国人、一般の利用は、今までに27万人を超え、昨年だけで34,000人が受講をしている。

 

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