KOTOYA KYOTO Soul Line Collection
<布に聞いた、成りたい形>
美・Dougiの素材を模索していた時に、ご縁を頂いたのが古代縮緬でした。
通常の縮緬の反物より二廻りほど太く、美しいしぼ、程よい張りと落ち感が絶妙な風合です。
八丁水掛という古来の撚糸技法で、通常の縮緬の約倍のひねりが掛けられ、糸量も約倍です。
昭和初期の頃の上等な訪問着や留めそでの生地のイメージと教えて頂きました。
縮緬独特のしぼが軽い質感と美しい発色をもたらします。
しぼは、左と右にひねりをかけた糸を緯糸(よこいと)に、2種の糸を交互に織り上げていく過程で生まれます。
織り上げたその時は平らな一枚の布が、精練(表面のセリシンを落とす工程:通称練り)するや、独特の凹凸、しぼが浮き上がる様は息をのむ美しさです。
染め色が、その独特なしぼが光を高反射して、柔らかく美しい発色を見せます。
丹後の古代縮緬と西陣織の美・Dougi にイタリアのカシミアコートを羽織って、現代的な背景に映える和のモダンスタイルを作ってみました。
<画像の商品名です>
・美・Dougiハーフ丈&野袴・古代縮緬本三越/熨斗目色:ブルー
・半襟ブラウス・八掛/生成り
・帯ベルト・西陣織/漆黒
・風の又三郎コート・アンゴラカシミア/ブラック
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